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イタリアいなかまち暮らし

イタリアいなかまち暮らし

2007/08年インド・ネパール旅行

始めに

デリー空港
デリー空港、出口に向かう花道(笑)

ざっとインドでの行程を;
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カンポバッソから電車でローマへ、ローマ泊
朝ローマからスイスエア、チューリヒ乗換えで深夜デリー着。2泊。
夜行寝台バスでプシュカルへ、プシュカルで3泊。
バスでジャイプールへ。1泊
バスでバラットプルへ。1泊
バスでアーグラへ。1泊
夜行列車でアッラーバード、そのままバスでバラナシへ、3泊
夜行列車でゴラクプール、バスに乗り換えネパール国境へ。国境を越えてネパールの町バイラーワ1泊
タクシーでタンセンへ。2泊
バスでポカラへ。4泊
飛行機でカトマンドゥへ。6泊
飛行機でデリーへ。1泊
深夜発の飛行機でチューリヒ乗換え、ローマへ


泊まった宿は最低が300インドルピー(800円ぐらい)、最高が600インドルピー(1600円ぐらい)。だいたいバックパッカー用安宿の中でちょっと上級とか、宿の中でも高めの部屋とかを狙ってました。長距離バスも大半がデラックス、夜行列車は2等ベッド「AC2nd、AC3rd」と言われるもの。移動に飛行機2回も使ったし。ちょっとした距離でも歩かずリクシャーを使ったし。

理由は相方がもう中年の域に達しているためか、放浪ではなく休暇でバカンス旅行だからか、妙に気前がよく節約より快適を求める旅になったこと。宿は思ったより高くついたのだが、前半はインドで年末年始だったからと後半寒かったので宿は暖房つきにしたから。暖房付きにするとたいてい100ルピー追加され、電気暖房を持ってきてくれる。暖房なんかない安宿が多いのでまず最初に確認しなければいけないけど。
それと、インドの安宿はタイと比べて古くて汚い感じがする。安ければ安いほどトイレ周りが気持ち悪いので、どうしてももうちょっと出してもきれいなトイレを、と思ってしまう。

最悪だったのがバラットプルの宿で、この宿で一番いい部屋だからスイートみたく広くてソファセットもドレッサールームもあるのだけど、どこ見ても古くてぼろぼろ。手入とかされていない。トイレは特にひどく、洗面台も便器も古くて茶色くて、便座が壊れてて使えなかった。一晩だけだから電話で予約したのでしょうがないけど、これで450ルピー。豪華なのに汚い家具なんて無用なのだから、まったく損したとしか思えない。

というふうに、インド人は特にトイレ周りを気にしない。国全体のトイレ文化として、村とかちょっと郊外に行けば家にトイレもなくその辺で垂れ流してる状況だし、ちょっと前まで町中でもそんなもんだったのだから、トイレに慣れていないからしかたがない。

特に洋式トイレは、宿は全部洋式だったけど公衆トイレは全部しゃがむ式だったので、希少なものなのだろう。配管する人も慣れていないのだろう。それで水漏れが起こるのか?使うたびに便器の根元から水が漏れてシャワーの排水溝のほうに流れていく。これはどの宿でも例外なしに起こった。高めの宿のきれいなトイレでも、インドでもネパールでも。

ガイドブックはロンリープラネットを持っていった。インドもネパールもこっちで買っていったが、現地ではなぜか新品も安くて、悔しい思いをした。とはいってもプラン作りにガイドブックは欠かせないので仕方がない。

インドのロンプラはイタリア語、ネパールのは英語のを買った。インドの英語バージョンはインド全部編しかなく、イタリア語では北インド編があったからだ。最初カンポバッソで探したのだが・・・インドもネパールもなかった。探したと言ってもロンプラを売ってるところは1軒しかないのだが、そこでなかった。しょうがないのでビザのためにローマに行ったときに買った。テルミニの大きな本屋で、英語のガイドブックも充実している。

インドでは思ったよりイタリア人観光客が多かったが、聞こえてくる会話はたいてい北の話し方だった。そもそもロンプラを持って自由旅行をするような人は断然北に多い。バックパッカーの多さは経済発展度の目印か?南はより発展途上国に近いのでインドで刺激を受けたいと言う気持ちが生まれないのだろう。というかナポリなんかもうインドと同じと言ったらインドに悪い(笑)

だからカンポバッソでもロンプラのインド編がなかったのだ。

日本語ではないので全部理解しながらじっくり読むということはあまりできないが、ロンプラはかなり詳しい読み物である。歴史や社会背景もしっかり書いてある。日本語のガイド本ではまったく載ってないような場所も詳しく載っている。例えば歩き方イタリアではモリーゼ州、アブルッツォ州はまったく無視、ロンプラではイタリア全州を律儀にカバーしている。また、北タイのバックパッカーに大変人気な新興観光地、パイという町は歩き方にはなくロンプラにはあった(2001年の話)。

安宿も歩き方と比べて掲載件数が多い。質はともかく。今度の旅は前半は特に急ぎ気味だったので、着く前に本を見て宿に電話して空きを確認して、という使い方をしてとても役に立った。

しかしこのガイドブックの弱いところは写真と料理だ。見所一つ一つに写真が全部ついている日本の本とは違って、国のハイライト的な写真ページを2,3ページ載せて、後は全部文字だけのページが延々とつづく(写真はアーティスティックな感じで写真集のようにきれいだが)。歩き方のようにぱらぱらとめくって、あ、この町ではここに行こう、あるいはコレが見たいのでこの町に行こう、という使い方が出来ない。この町、この州に行ったら見所は何か・・・というのは結構重要である。外国語でこつこつ読みながらこの点を見つけ出すのは結構つらい。
あと、観光しているときの遺跡の解説、英語でずらずらとあるのを観光しながら読むのは私は無理。だからせっかく見てもちょっとあんまり理解してなかった・・・。

なんせこんなところに住んでいるので歩き方は手に入らないが、両方持っていくのが理想だろう。でなければプラン作りは両方で、歩き方は食べ物のページだけ(笑)切り取ってロンプラは丸ごと持っていく、とか。

ちなみに東南アジアで放浪したときは「旅行人ノート」(宿とか移動手段、国境情報が詳しくて、そっけないけど実用的。旅人向けって感じ)の「メコンの国」プ・ラ・ス!歩き方のコピーやら切り取り(食べ物中心(笑))を持っていってました。あと宿のバリエーションがもっとほしいときは頼んでロンプラ見せてもらった。西洋人はたいてい持ってるから。
ていうか今、本の名前確認するために旅行人のサイト見たら、インド、あるじゃありませんか。それも行程がほぼピッタシ。しかも短期旅行にも対応、格安から高級までカバーって・・・。親に送ってもらえばよかった。考えてなかったのでちょっとショック。


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